村人になるインターンとは
世屋地区にある移住体験施設「セヤハウス」を拠点に暮らしながら、四季折々のなりわいを自分のペースで体験できるというインターン企画。インターン期間は1泊2日の短期から1ヶ月以上の長期でも対応可能。「週1回定期的に世屋に訪れ、米作りを学ぶ」なんてこともできます。現地のコーディネーターがその時期のナリワイや地域の方を紹介しますので、それを組み合わせて自分のイメージする田舎暮らしの可能性を模索できます。
紙漉きのある暮らし
かつて和紙の里と呼ばれていた世屋の畑(はた)地区。紙漉きが盛んに行われていた地域でしたが、近年その文化は途絶えていました。そんな時、上世屋地区に移住した山田歩さん。かつての畑地区の紙漉き文化と出会い、和紙をナリワイとして生きていくことを決めました。
世屋での和紙づくりは原料となる植物の栽培から。5年ほど前から和紙の原料となる楮(こうぞ)を育て初め、今少しずづ増やしています。他にも「ねり」に必要なトロロアオイを栽培したり、塗料となる柿渋も自らの手で作ります。用途に合わせその材料を使って紙を漉き、土地のものからできた和紙を作っていきます。
近くの山から採った素材と合わせて世屋で取れた原料で紙を漉いていき、丹後地域の民家の再生に役立てていこうというプロジェクトも進めています。紙は木からできています。そのため、同じ木や自然の素材からできている民家の壁や建具、家具とは相性が抜群。素材を使い分け、厚みや漉き方を変えていくことで、紙は用途によって自由自在に姿を変えていきます。
実際の仕事では手を動かす細かい作業に加えて、漉くときに紙自体をデザインしながら道具作りもしたり、パッケージと販売までを考えて商品デザインをし試作する、という頭を使う作業もたくさんあります。紙製品のデザインに興味がある方、素材や植物への探求心のある実験好きな方も求めています。是非お問合せください。