村人になるインターンとは
世屋地区にある移住体験施設「セヤハウス」を拠点に暮らしながら、四季折々のなりわいを自分のペースで体験できるという企画です。インターン期間は1泊2日の短期から1ヶ月以上の長期でも対応可能。「週1回定期的に世屋に訪れ、米作りを学ぶ」なんてこともできます。現地のコーディネーターがその時期のナリワイや地域の方を紹介しますので、それを組み合わせて自分のイメージする田舎暮らしの可能性を模索できます。
棚田百姓になる
上世屋地区には大小様々な棚田があり、周辺の里山林とともに美しい景観を形成しています。大きな機械が入らない棚田も多く、歩行型の田植え機や稲刈機(バインダー)が主に使われています。秋には稲木干しの光景が広がり、天日干しされたお米の味はまた格別です。
昔ながらの知恵を生かした米作りがここにはあります。現代の集約的な農業と比べれば効率は悪いですが、だからこその豊かさがあります。
山際の田んぼで山菜をとり、山から伐り出した木で稲木を組む。ワラは牛の餌になり、たい肥となって土に還る。棚田で米を作るという営みが、様々な繋がりの中にあることを感じます。
また棚田をナリワウとともに、野菜や雑穀を栽培している方もいます。なるべく自分の食べるものは自分で育て、足りない野菜があれば隣のうちの人からいただいたり、買わせてもらったり。そんなふうに地域で自給自足してしまうのもまた日常の風景。
このナリワイ体験で、多様な棚田百姓の暮らしを肌で感じ、そのイメージを膨らませてみてください。上世屋には、移住して未経験から無農薬で棚田の米作りをしている方もいます。地域で農業を始めようと考えている方や棚田での無農薬栽培に興味がある方は、ぜひそういったお話も聞いてみてください。
自然の営みの中にある棚田百姓というナリワイ、あなたも一度体験してみませんか?