世屋だより

本日はワークショップ「空き家を繕う」の第3回目でした。

雪の重みから窓や壁を守る「雪囲い」を設置するはずでしたが、「ボス」の号令で急きょ、古くなって使えない畳を解体しまくることに。焼却はせずに、わらを縫い締めている糸を切って、畑に返すことにしました(糸を切らないと、ナイロン糸だけが分解されず、草刈り機などに絡みつき、後々大変なことになります)。

予想外の展開でしたが、1時間もするとナイフを扱う手際もよくなり、畳の構造も分かってきて、参加者のみなさん「たたみってすげー」と感心していました。なんか、畳職人ワークショップみたいでした。688d24b6-9078-4e63-9a68-b08807e6dbcf

家を繕うには、色んな技術が必要!ってことにしときましょう。

村の1歳児と0歳児も解体に参戦してました。

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午後には30枚以上あった畳をすべて分解。2人で1枚10分ほどで分解できるようになりました。

最後に、講師の(株)宮津町家再生ネットワークのマドカさんとハヤシさんが、描いてくれた図面を元に具体的な改修の見積もりをしてくれました。

最低限必要な改修、できればしたい改修、余裕があればの改修の3段階に分けてくれました。

「ここは漆喰を塗っていきましょう」「電気設備はプロに任せて」「将来を見据えて、配管だけ掘りましょう」などアドバイスを受けます。

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おお、なんか、ようやくイメージが湧いてきた!思えばこれまでの作業は壊すばかりでした。。。

予算的には、最低限の改修でも溺れそうです。今後も参加してくれる方の力を借りて、なるべく自力でやっていきたいところです。次回は、冬真っ盛りの1月21日「雪かき」です。冬は、とにかく家を雪から守る!雪かき&ボタン鍋でミーティングしましょう。

コヤマ