村の記録
秋の村仕事=雪囲い
2016.11.20
- 世屋のいろ
- 行事ごと
- 空き家を繕う
雨降る葉っぱ舞う秋ですが、
世屋の11月は冬支度で大忙し。
田んぼや畑も家も皆、雪を纏う準備をします。
11月20日ごろは毎年村の雪囲い。
お寺やお宮さん、観音堂を村人とお寺の檀家さんたちが手分けして行います。
世屋にきて思ったのは、雨でも外の仕事は絶対に延期にならないこと。
それどころか、畑などは雨の日の方が都合が良いこともよくあって。
なので防水グッズは必須。
どんな中でもカッパ着てお構いなしで皆作業します。
材料は、丸太、竹、トタン
準備するものは、ヒモ、鎌やハサミ、脚立。
今でことトタンですが、昔はシノガキ、ススキを使ったり、
学校やお寺はこの雪囲いまでに、一軒につき〇枚、とムシロを編んで供出だったそう。
丸太を組んで、
どこかかしこに直してある竹を出してきて、
竹を組んで、 その上からトタンをして、竹で挟みます。
ヒモの結び方も、竹の据え方も、雪に負けないように、長年してきた人のちょっとした工夫が。
終わるころには雨も止み、
落ち葉が風に舞い、ご褒美のような風景。
おばあちゃんも赤ちゃんも、他の場所の雪囲い終わるの待ちながら、みんなで落ち葉拾い。
「今年は雪が多いぞ」8のつく年にはどっと降る、、とか。
なんだかんだ毎年脅されるけど、
平年並みには降るだろう予想。
多すぎても少なすぎても困る雪。
雪囲いすると、いよいよだなあとしみじみ感じます。
あゆみ