世屋だより

私たちは上世屋という風土に土着しようと、棚田や狩猟、自然体験などをナリワイにしています。

この地でたくましく生きてきた村人たちを師に、田舎で暮らす技術をともに学びませんか?

私たちの「仕事」は効率的ではありません。トラクターが入れない棚田も多いです。村ではいまも乾燥機を使わない天日干しが主流です。しかし、非効率だからこその豊かさがあります。

数年前、台風で稲木が倒れたことがありました。翌日、村人たちが総出で稲を一束ずつ引き抜き、別の稲木に掛け直してくれました。素掘りの水路や獣害用の柵は、農家全員が協力しなければ維持できません。村人同士の強いコミュニティは、小さな棚田が育んできました。

山際の田んぼで山菜をとり、山から伐り出した木で稲木を組む。ワラは牛の餌になり、たい肥となって土に還る。様々な繋がりの中にある営みです。

春から秋までは米作りの季節ですが、冬場は、村人それぞれが多様な働き方(+α)をしています。伝統の原始布「藤織」や和紙作り、自家製コンニャク作りを仕事にしている人もいます。私は獣を獲り肉を売っています。

主に子どもを対象にした自然体験イベントも行っています。

山村での生活はいいけど生計が成り立つのか、という疑問があると思います。私も移住前には見通しが立ちませんでしたが、村で少しずつ技術を学び、やりたいこと、できることを収入源として組み立てていくと、意外と成り立つものだ、というのが実感です。

自然の厳しさもありますが、それ以上の豊かな暮らしにチャレンジしてみませんか。

百姓・猟師 こやま *チャントセヤファームについてはこちら

◆制度◆

・基本的に研修生は給料はありません。スタッフは月5~7万程度。しかし、田畑や山でとれる食材は無償提供します。自立的に暮らす技術を身に着けてもらうことを重視しています。

・基本的に家賃は無料(光熱費は別)。

・現金稼ぎは週2、3回のアルバイトで十分賄えます。近くの宿泊施設や林業、福祉施設、酒蔵など私たちが紹介します。

・農業者向けの補助制度が活用可能です。

・もろもろ、個別に対応します。相談してください。

◆暮らしのデザインを支援◆

上世屋には、住民だけでなく専門家や企業など様々な人々が関わってくれています。

あなたがどう暮らしたいと思っているか+α探しをサポートします。

  1. 安定した無農薬栽培での米作り技術を学べます。
  2. 狩猟、解体までを一貫して行い、獣肉を出荷する技術を学べます。
  3. 山仕事、家の補修・改修、農機具の扱いなど、田舎で暮らすために必要な技を村人たちに学びます。
  4. 自然体験のプログラムを経験できます。
  5. コンニャクや味噌、ソーセージ、生ハムなどの加工品づくりを学べます。
  6. 集落や行政とのコミュニケーションの取り方、補助事業の活用の仕方などを学べます。

◆おすすめ+α◆

牛飼い(牛舎が空きました)、農家民宿経営、自然体験スタッフ、和紙職人、藤織り作家、個人林業などを仕事にする仲間を特に求めています。

◆連絡先◆

ひとまず、HPからお問い合わせ下さい。

世屋について